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特別展「世界遺産 ラスコー展」見てきました(`・ω・)=3 [博物館]

今週末仕事帰りのうろちょろ。
昨日は上野・国立科学博物館で今月1日から始まったばかりの「世界遺産 ラスコー展 −クロマニョン人が残した洞窟壁画−」を見てきました。
ラスコー1.jpg
今までずっと「クロマニヨン」かと思っていたのに「クロマニョン」なんですね。


…実は体調結構ギリッギリだったのですが、今週見ておかないと次に見に行けるのは12月に入ってからになりそうだったのであまり混まない最初の内にさっさと見てきた次第。


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会場に入るとイントロダクションムービーに続いていきなりリアルなクロマニョン人の親子が出現。
ラスコー2.jpg
ラスコー3.jpg
蝋人形なんでしょうか?体毛まで1本1本丁寧に再現されています。
着ている物や装身具、ボディペインティングなど全て学術的な調査に基づいた上での再現模型なんだそうですが、動き出さない方がおかしいくらいのリアルさです。

私が子供の頃の「クロマニョン人」のイメージと言えば…ネアンデルタール人が進化してやや文化的な生活をする様になったものの、なめした毛皮をそのまま纏ってウホウホ言っている感じだったのに[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]
なのにこれだけ凝った衣類や装身具を身に付けていただなんてお洒落じゃないですか、クロマニョン人! 見直したよ[exclamation](←?)

今では遺伝子解析でネアンデルタール人とは全く異なる種別でホモサピエンスに属する事が判明していますが、子供当時は「北京原人→ネアンデルタール人→クロマニヨン人」の様に進化の仮定を辿っていった説が当たり前だったのですよ(;´∀`)
日本人も縄文人→弥生人と進化したと信じていたし[たらーっ(汗)]

ラスコー4.jpg
こういう特別展は昔の学説が抜け切れない私みたいな人が行っても、ちゃんと判りやすい様にパネルで解説されているのが有り難い。
このパネルを見る限りでは日本での文化や道具の発達は相当遅れている様に感じますが、実際はクロマニョン人と同年代頃に同等の文明が発達していたという痕跡が少しずつ見つかっているのだそうです。
日本の土壌は酸性が多く骨などの道具は溶けてしまって残りにくいため発掘される数が少ないんだとか。


ラスコー洞窟はフランスのドルドーニュ県、標高200~300mの小高い場所にある全長200mほどの洞窟です。
この辺りの地形は石灰岩が多く、1000万年前頃に雨水が石灰岩を溶かして自然の洞窟ができ、200万年前頃には石灰岩の上に出来上がった泥灰岩の地層が雨の浸透を阻む様になった事で洞窟の浸食が収まり、更に2万年前クロマニョン人たちによって壁画が描かれたそうで。
以来、少し小高い位置にあったということもあって雨水による浸食も最小限に抑えられ、1940年9月8日に穴に落ちた愛犬を探していた4人の少年達が偶然洞窟の壁画を発見するまで非常に理想的な状態で保存されていたのだそうです。

その後あっという間に有名になった洞窟の壁画には大勢の見学者が押し寄せ、最高年間10万人の見学者が吐き出す二酸化炭素や呼気に含まれる水分、更に人の靴や皮膚に付着しているバクテリアやカビ、1958年に設置された空調設備などによって加速度的に劣化が進んでしまい、壁画発見後僅か23年で一般的な公開は取りやめになってしまいました。


序盤の会場内はこんな感じになっています。
ラスコー5.jpg
実はこれラスコー洞窟の1/10スケールの模型。

覗き込むとこんな感じで洞窟感を味わえるところも。
ラスコー6.jpg


しかし今回の特別展の見所は何と言っても実物大の壁画模型「ラスコー3」でしょう。
オリジナルの洞窟は「ラスコー1」と呼ばれており、非公開となった後にオリジナルの近くに1983年に造られたレプリカが「ラスコー2」
そして遠隔地でも公開可能な「ラスコー3」は、実際の洞窟内でレーザースキャンを行い1mm以下の再現精度で造られたレプリカ洞窟。
ラスコー7.jpg

展示場はこんな感じ
ラスコー洞窟実物大.jpg

時間ごとに洞窟内の照度が変わり、暗くなると線刻部分が青く光る様になっています。
ラスコー8.jpg
ラスコー9.jpg
一眼持っていったんだけど、会場内相当暗いのでピンぼけちゃった(;´Д`)


ラスコー3の中でも一番不思議な壁画が「井戸の場面」のトリ人間でしょう。
ラスコー10.jpg
ラスコー11.jpg

ラスコー3の写真だと「何じゃ、こりゃ」状態になってしまったので、ラスコー洞窟のオフィシャルサイトからもう1枚。
ラスコー鳥人間.jpg
 (※)オフィシャルサイトのTOP画面ロゴ右下の"Visite de la grotte"をクリックすると実際の洞窟内バーチャルツアーを見る事が出来ます。全部フランス語ですが[たらーっ(汗)]

このトリ人間、頭が鳥になっているとは言え、人型が描かれている場面はここだけなんだそうです。
向かって左側の毛サイとバイソン&トリ人間では描き方のタッチが異なっている事から、先にトリ人間が描かれ、そのだいぶ後に毛サイが追加して描かれたと考えられているそうです。

シーン的に考えてかなり謎が多い絵として色々説があるようですが、トリ人間はシャーマンで、鳥型の杖のような物は投槍器(アトラトル)と解説されていました。
でも個人的にはBBC Newsで2000年8月に発表された星図説を推したいところ(*´ω`*)


洞窟には描かれていませんが、クロマニョン人が生息していた時代に生きていたオオツノシカのレプリカ骨格
ラスコー12.jpg
東京会場だけの限定公開です。


ラスコー洞窟メイン展示はこれで終わり。次の会場への通路はラスコー洞窟の記録をしてきた人たちの紹介コーナーになっていました。
ラスコー13.jpg
ラスコー14.jpg
ラスコー洞窟で発見された道具類(壁画を描いていた時に使用されたランプや顔料や石器など)の展示もあったのですが撮影禁止だったので。
ここはレプリカ展示が多めですが撮影はOKでした。


次の会場「クロマニョン人」の生活にスポットを当てた展示は全面的に撮影禁止。クロマニョン人の復元模型だけが撮影OKです。
ラスコー15.jpg
ラスコー16.jpg
ラスコー17.jpg
ここでもやっぱり動き出しそうなリアルさ…(;´Д`)

ここではクロマニョン人が造ったとされる骨や貝殻、石などを使って造った芸術作品や、どうやって石器や道具を造ったかなどの説明動画がありました。
ビックリしたのは骨製の縫い針。今の金属製の針と比べて形も同じだし、大きさ的にもそれほど変わらないのですよ。
金属も無い時代にどうやってこんな小さな(直径2mmも無い)針穴空けたのーーー?



第二会場への通路には実物のラスコー壁画の写真パネルが展示されていました。
ラスコーパネル.jpg
確かに表面が剥落したり変色したり結構劣化が進んでいる感じ。

第二会場では日本で発掘された石器や道具などの展示がありましたが、体力的にも体調的にもそろそろ限界だったのでさっと見て帰ってきました。


上野公園では明日6日まで「創エネ・あかりパーク2016」が開催されているので、かはく正面玄関もライトアップ。
かはく.jpg

もうちょい引いて綺麗なライトアップの時に撮影したかったんだけど、ちょうど良い撮影スポットはカップルばかりでな…(;´Д`)[たらーっ(汗)]


特別展「世界遺産ラスコー展−クロマニョン人が残した洞窟壁画−」開催情報
2016年11月1日(火)~2017年2月19日(日)国立科学博物館(東京)
2017年3月25日(土)~5月28日(日)東北歴史博物館(宮城)
2017年7月11日(火)~9月3日(日)九州国立博物館(福岡)




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