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河鍋暁斎 ーその手に描けぬものなしー @サントリー美術館 [美術館]

3連休初日の昨日は首都圏で初雪[雪](…いや、正確には初積雪か)
予報では関東地方でも大雪になるかも、との事だったので「連休初日は市の乳がん検診と耳鼻科(花粉症の薬貰いに)に行かなければ行けないのに大雪だとイヤだなぁ(;´Д`)」と思っていたのですが、出掛ける頃には雪も止む寸前。それほど積もらずに済みました。

…積もれば結構面倒なので雪は積もらないに越した事はないのに、積もらなければそれはそれで微妙に詰まらない気が(;´∀`)
(連休中だからそんな気分にもなるのでしょうが)



週末美術館巡り、続いております。
一昨日(2/8)はサントリー美術館へ「河鍋暁斎 ーその手に描けぬものなしー」を見に出掛けてきました。
サントリー1.JPG
期間始まって間もないので、まだそれほど混雑はしておらず
サントリー2.JPG



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河鍋暁斎に関する展覧会は、2年前に渋谷Bunkamuraで「ゴールドマン・コレクション これぞ暁斎!」、4年前に三菱一号館美術館で「画鬼暁斎」を見に行っているのですが、今回の特別展はその二つと比べると正直ちょっと物足りない感がありました[たらーっ(汗)]

まず展示作品数が100点もないということ(期間中通して全126点展示)
そもそも暁斎作品の多くは海外に散逸してしまったものが多く、国内で所蔵されている作品がやや少なめということで納得はしているのですが、画帖とか図巻とか場面のごく一部が小出し状態で展示されているだけの状態で、期間中頻繁に展示替えするスタイルを取っているのがな~(;´Д`)
河鍋暁斎展 期間中展示替えリスト


例えば河鍋暁斎《惺々狂斎画帖(三)》に描かれた怖さのみじんも無い化け猫ちゃん
暁斎3.jpg
この蛇腹状の画帖には全部で20図が描かれている筈なのですが、展示されているのはこの1図のみ。
うーん、画鬼暁斎展では3図か4図見せていなかったっけ?(;´Д`)


鳥獣戯画を強烈な暁斎テイストで描いた作品(おそらく下図)《鳥獣戯画 猫又と狸》も出品されるようなので楽しみにしていたのですが、こちらは残念ながら後期のみの出品。
暁斎2.jpg

前期展示は《鳥獣戯画 動物行列》でした。
暁斎6.jpg
うん、こっちも好きな作品ではあるのですが、やっぱり《鳥獣戯画 猫又と狸》と並べた状態でまた見たかったですよ(;´Д`)


とは言え、暁斎の墓所がある瑞輪寺(谷中4-2-5)塔中正行院が所有している《虎図》とか
暁斎1.jpg
(元は衝立に描かれていたものだが、昭和12~13年頃に虫食いが酷い状態の箇所を切り取って再表装したため、虎の左足部分が一部枠からはみ出した様になっている)

湯島天満宮に寄進するため、町内の地主や店主が暁斎に依頼して描いて貰った絵馬《野見宿禰と当麻蹶速図》など、私的に初見の展示物も何点かありました。
暁斎5.jpg
その他の初見作品と言えば《処刑場跡描絵羽織》もなかなかに凄かったです(;´Д`)


「鷹に追われる風神図」
暁斎4.jpg
暁斎と言えば、戯画とか滑稽画を描く事が多いイメージでもありますが、今回の展覧会では狩野派に学んだ経緯から、狩野派らしさを感じさせる作品を多めに展示されています。
うん、そう言えば暁斎は狩野派に習っていたんですよねぇ。
7歳の頃に歌川国芳に師事したものの、破天荒な国芳師匠は「見た物を素直に見たまま描け」と幼い暁斎を吉原へ連れて行ってみたり(;´∀`)
そんな国芳師匠の影響を受けてしまったのか、9歳の時には増水した神田川の急流を描こうと川に向かったところ流されて来た生首(おそらく処刑されて晒し首になっていたもの。時代はまだ江戸時代ですから[たらーっ(汗)])を見つけ、写生する為に自宅に持ち帰ったりしたエピソードが強烈過ぎて(その後国芳の影響による素行を心配した父親によって)狩野派に師事したことなんて忘れてしまいがちなんですが(;´∀`)


上の「鷹に追われる風神図」も滑稽図ではあり、幕府お抱え絵師集団であったお堅いイメージの狩野派とは全く関係がないようにも思えるのですが、実は狩野派の絵師も滑稽仏画や戯画を手掛けていたのだそう。
会場には狩野派による「鷹に連れ去られる風神」の滑稽仏画なども展示されていました。
(暁斎の作品以外では「麻布一本松狩野家資料のうち滑稽仏画」に描かれた「鷹に連れ去られる風神」が一番面白かったのですが、探しても画像が見当たらず[たらーっ(汗)]


今回唯一の写真撮影可の撮影スポットも若干しょっぱめ(;´∀`)
サントリー3.JPG
サントリー4.JPG
カエル作品をチョイスしたことは良いのですが、せめてもう少し設置位置とか…(配電盤(?)が見えない場所とか)
サントリー5.JPG



まぁ概ね楽しくは見れたのですが、後期は行くかどうしようか迷うなぁ(;´Д`)
あとサントリー美術館は特別展向けのオリジナルミュージアムグッズを図録以外は殆ど出さないのがちょっと残念[たらーっ(汗)]
展示替え作品が多かったので、一応図録は買ってきましたが他はポストカードくらい??(ポストカードも既製デザイン品かもしれませんが)
河鍋暁斎記念館が販売している暁斎グッズは何点か置いてありましたが、図録以外で買ったのは蛙図案のポストカードとマスキングテープくらいでした。


早めに見終わったので、美術館に隣接されたカフェ「不室屋」で展覧会限定メニューの「生麩くず湯」を食べてきました。
サントリー6.JPG
上品な甘さで美味しかったです(*´ω`*)


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middrinn

海外では暁斎は北斎に次いで大人気で、暁斎は北斎の弟子という
誤伝まであるとか(^_^;) 新・北斎展の次に河鍋暁斎とは、流石
ですね(〃'∇'〃) にしても、この書き方だと、画鬼暁斎展の図録、
そらそら様は買ってないのかしら( ̄◇ ̄;) 過去の展覧会について
御記憶で書かれてるなんて、脳細胞、減ってないじゃん( ̄□ ̄;)
国芳が幼い暁斎を吉原へ連れてった話、飯島虚心(玉林晴朗校訂)
『浮世絵師歌川列伝』(中公文庫,1993)に「絵双紙問屋某曰く、
国芳は其の画名四方に轟きし頃より、常に吉原に遊び、一月中其の
半は同所にありし。しかして妓楼又は茶屋にありて筆を採り画きたり、
故に絵双紙屋は常に吉原に到りて依頼したりと。」とありますので、
暁斎の指導も吉原で行われるのがフツーのことだったりして(^_^;)
by middrinn (2019-02-14 16:25) 

そらそら

北斎と暁斎、画号が似ているだけに師弟関係と間違え易いのでしょうかね(;´∀`)
でも直接師事したことはなくとも、確か幼少のみぎりに国芳に連れられて北斎にあったことがあったとか何処かで読んだ様な…(その時の暁斎は相手が天才絵師とは解らずに「変なおじさんだ」と思ったとかなんとか;)
画鬼暁斎展の図録は持っているのですが(前期、後期と見に行った時は買わなかったのですが、結局後で欲しくなって最終日近くに図録だけ買いに行きました(;´∀`))図録って期間展示関係なく全部網羅されているので、画帖が何枚分展示されていたかなんて、おぼろげな記憶辿るしかないのですよ;;
にしても、国芳…(;´Д`) 懐に猫入れて&周りに猫侍らせて描いているだけかと思いきや;

by そらそら (2019-02-14 21:13) 

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